日本公演の契約交渉は、暗礁に・・・？

2000年7月末に苗場で開催されるFUJI ROCK FESTIVAL '00に招聘され、契約交渉中のThe Cureですが、4月下旬時点での情報によると、契約交渉は厳しい展開となっており、残念ながら来日は微妙な情勢となっています。
The Cureは、当初からお伝えしているように、今回のワールド・ツアーでは、ぜひ日本に来たいとの意向があります。現時点でもそれに変りはないのですが、交渉が難航している唯一の理由は、プロモーターからオファーされているギャラが少なすぎること。
The Cureサイドには、ライブで殊更に収益をあげようという意識はありませんが、それにしても来日を実現するには厳しい額が提示されている模様です。でも、まだ可能性がゼロになったというわけではなく、交渉が決裂したという情報はありません。新たな（出来ればハッピーな）情報を出来るだけ早くにお届けできることを願ってやみません。

Dream Tourヨーロッパ公演が終了。
2000年3月27日スペイン、マドリッドよりスタートしたDream Tourのヨーロッパ公演は、5月8日のイタリア、ローマをもって、終了。現在The Cureは、5月18日から始まる約1ヶ月のアメリカ公演を前に短いオフをとっています。今までにも増して、質の高いプレイと評判のヨーロッパでのライブの様子については、Member's Voiceに会員レビューを掲載していますのでご覧ください。
なお、フランスでのインタビューで、ロバートが、Dream TourはThe Cureの「最後のツアー」になると発言したという噂が上りましたが、5月5日にアメリカのラジオ局KROQの番組内で、ロバートは、完全にその噂を否定しました。ロバート曰く「今回のツアーでは、これが最後！という宣言はしていない」とのこと。また、ロバートは、今後、今回のような規模のワールド・ツアーは行なわないかもしれないけれど、小さなツアーはやりたいと思っていると述べています。

ヨーロッパ・ツアー中、プラハで悲劇・・・。
完成度の高い素晴らしいプレイを各地で行い、ファンを魅了しているThe Cureですが、ヨーロッパ・ツアー中に悲しい事件が発生してしまいました。2000年4月12日、チェコ、プラハのライブ会場Prague Sports Hallの洗面所で、ライブ終了後に男性が倒れているのが発見されました。男性は会場の警備にあたっていた24歳の警察官で、既に亡くなっており、遺書はないものの現場の状況から、ピストル自殺したのは間違いないとのこと。
The Cureのライブが行われている最中に自殺した模様で、The Cureのメンバーもオーディエンスも、気付くよしもありませんでした。バンドはこの件に関してノーコメントですが、この悲しいニュースは、過去にもThe Cureのライブ会場で自殺者があったこともあって、一部のメディアでThe Cureのライブは暗いムードで、Bloodflowersは、精神的に落ち込むような内容といった短絡的な報道をされてしまいました。