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| The Dream Tour April, 2000 （Earl Grey No.45より） |
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| The Dream Tour でのThe Cureは本当に素晴らしかったです。やっぱりフルコンサートは違うなぁーって。今回のショーは Dark & Heavy＋Slow but Beautifulな曲で構成されており毎回 3時間にもおよぶ熱演、思い切りCure World に浸れる内容です。合計５回見ましたが常に違う印象が残る所もキュアーならでは。ショー全体のレビューの後、それぞれの会場での印象的な出来事をまとめてみます。 | |||||||||||
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2月のプロモの時の印象とは一転、今回はすごくバンドっぽく、まとまりがあると言うか、メンバー皆が一心不乱に演奏に集中していて、音の洪水・バンドの固まりって感じ。特に"Watching Me Fall"ではうねるベース、叫ぶロバート、ペリーのギターも大音響でからみ凄い迫力。曲 自体長いし、次第に音に飲み込まれていってしまう。まだ2曲目なのにこんなに飛ばしちゃって大丈夫なのって心配になる位テンションが高い。前回"Want"の選曲にとまどって？マークを 出していたなんて甘かったみたいで、今回は "Open"や"Plain Song"と言ったオープニング・チューンまでプレイ。やっぱりキュアーって侮れないって再認識。特に"Open"はまた ライブで聴けるなんて夢にも思ってなかったので、本当に嬉しい驚き。逆に"End"ははずしても良かったかも。今ひとつたるい仕上がりなのは、ポールがいないから？ポップな曲は "In Between Days"と"Just Like Heaven"のみ。"Just Like Heaven"は98年の サマー・フェスの時も歌い方を変えていたけど、今回もちょっと違うヴァージョン。結構手を加えて遊べる曲なんだな。"Prayers for Rain"は 後半の要的存在。この曲とアンコールで 演奏される"Disintegration"は相関関係にある様で、サビの♪ prayers for raaaaaaaaaaain♪で声が良く延びた時は"Disintegration"もきっちり歌う、逆にのどの調子が今イチの夜は"Disintegration"も楽な歌い方を選んでいる様子。 "100years"は何度もライブで聴いたけど、今回が 一番パワフルな演奏だったな。 ロバート、サイモン、ペリーの3人が ギターをかき鳴らしている様は絵画の様の美しさ。気になっていたサイモンとジェイソンの関係も、今回は自然なベースとドラムのリズム隊って感じだった。"Bloodflowers"はエンディングにふさわしい、悲しくも美しい仕上がりで、♪between you and me♪あたりから 涙腺がユルユル、♪I let faaaaaaaaaaaall flowers of blood♪で曲が終わった時はほぉーっとため息をついてしまう程で、深い深い闇の中＝The Cure Worldの中にどっぷりはまり込んでいる状態。 | ||||||||||
| アンコールは2〜3回、たっぷり1時間 強あり、"A Forest", "M", "There Is No If"等が演奏され、3度目のアンコールは常に"Faith"。曲は好きだけど、もうこの後はプレイしない、絶対ナイと言うサインなのが嫌な所かな。プロモの時と違って、新しいアルバムの曲はどれもCDよりライブの方が何倍も素晴らしい出来栄え。 | |||||||||||
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ポップな選曲の96年Swing Tour とは対照的な今回の The Dream Tour、"Boys Don't Cry"や "Killing An Arab"のないショーは少し大人仕様かも。個人的には"Lullaby"がなくて嬉しい。各地を追っかけて見ているコアなファンの人達にはセットリストがあまり変わらない事に対する不満がある様ですが、ロバートとしては特別な一握りのファン相手ではなく、この夜がたった一度のキュアー体験になるその他大勢の人達を対象に、より完璧に近い上質な曲・演奏を提供したいと考えての事だと思うし、それはすごく正しいんじゃないかな。聴くほどに説得力とパワーを増して行く感じがありましたもの。今までの長いキュアーの音楽の集大成といった趣もあるショーです。 |
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| 4月16日 Berlin Arena, Germany |
旧東ベルリンの端にある1万人収容のアリーナ！とは名ばかり。ただのだだっ広い倉庫みたいな小屋で、ステージもあまり高く作られてないし、スタンド席のない平面でかなり見にくいうえ換気も悪い。 そう、海外の会場では喫煙 OK、駄目って所でもみんなかまわず煙草を吸う。オーディエンスは 9割方Gothファッション。ドイツでのGoth パワーを感じる。8時半、サポートなしのコンサートの幕開け。サイモンは何故か左目の下が黒いあざになっており、おでこにもかすり傷があるスカー・フェイス状態。「一体何があったのぉー」と双眼鏡を覗く度に心の中で問いかけてしまう。 "Players for Rain", "Disintegration", "A Forest", "Bloodflowers"の演奏が素晴らしかった。注目の"Siamese Twins"もいきなり聴けたしね。 終了後、同行者の人達にサイモンのあざの事を聞くも、誰も気づいておらず、サイモン・チェックしてるのなんて私だけなのねって。皆なで想像した原因 （1）自転車でこけた - でも顔を怪我するかな。 （2）泥酔しツアーバスの中で何かにぶつかった、もしくは落ちてきた物体を顔で受けた。 （3）ロバートと喧嘩して殴られた - しかしロバートのパンチって恐ろしくスピードがなさそう。体重がしっかり乗っているとかなり重いパンチにはなるかも知れないけど… （4）嫁に殴られた。等々。果たして真相は？ご存じの方は教えてくださいな。 |
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| last updated 2000 12 23 |