今 後 の 活 動 は ？

ロバートはアメリカ・プロモツアー中にラジオ局KROQでのインタビューで、あらためてBloodflowersはThe Cureの最後のアルバムという噂を完全に否定しました。 ロバートは、このアルバムがあまりに完璧な出来で、The Cureの最後を飾るに相応しいくらいだと表現したことが誤解を招く結果となったと認め、彼自身にそんなつもりはなかったと述べています。
しかしまたロバートは、次はソロアルバムのリリースを考えており、すでに制作に取り掛かっているとも述べています。ロバートは1983年頃から、何度かソロアルバムの計画についてインタビューでふれており、40歳になったら何か新しいことをしたいとずっと考えていたこともあって、ようやくソロアルバムを実現させることにしたとのこと。すでに数曲のデモも制作済みで、The Cureのサウンドとは全く違うインストゥルメンタル曲ばかりだそう。映画のサントラのような感じの内容で、ストーリーをイメージさせる写真を添えたいとも。 ただしロバートは1997年頃には、ゲストボーカルをいれたダンス・アルバムを作りたいとも発言していますので、今回の発言が現実となるかは、例によって全く判りませんが、予定としては、Dream Tour終了後に本格的にソロアルバムのレコーディングに取り掛かり、来年にはリリースしたいのだそう。また、別のインタビューでは、The Cureの活動について、ソロアルバムが上手くいかなかったら再開するつもりなどと、無責任な発言をしたり、The Cureの次作は、2002年ぐらいではないかと述べてみたりマチマチで日々、方向性が変ってしまっている状況のよう。
ポーランドのインタビューでは、最近の雑誌インタビューで自分が発言した内容について尋ねられると「誰がそんなことを言ったの？」とはぐらかし、笑いながら「ねぇ、僕は、いつもインタビューで嘘をつくってこと知らないのかい？」と発言してインタビュアーを呆れさせています・・・。 ロバートの発言は時に、話半分で聞いておいたほうが良い場合も・・・。そうなると気になるのは、Dream Tour日本公演のこと！ですが・・・、残念ながら、いまだ具体的な情報は何もありません。

映画「American Psycho」の
サウンドトラックに参加！
アメリカで話題の小説「American Psycho」が映画化され、そのサウンドトラックにThe Cureの曲も、David BowieやDaniel Ash、New Order等とともに収録されます。The Cureは、Massive AttackのTrevor Jackson（Underdog）によるリミックスバージョンの"Watching Me Fall"での参加。このサウンドトラックは、レーベルKoch Recordsより、4月4日にリリース予定とのこと。
＊追記：このCDは日本盤も、ビクターよりカタログ番号（B00005HWDL）で、2001年にリリースされています。

Bloodflowers、オンラインセールスが好調。
Bloodflowersは、各オンラインCDショップで、軒並みベスト5入りを果たし、ビルボードに新設のインターネット・オンラインショップでのアルバムセールスチャートで、いきなり2位に初登場。ElektraとAOLが無償で提供したWinamp用の"The Last Day Of Summer"のダウンロード件数は、一ヶ月で58000件を超えるという驚異的な記録を作り、音楽・インターネット両業界の話題となっています。
またオンラインCDショップ CDnow では、2月25日よりアルバムBloodflowersをCDnowでオーダーした人全員に、アルバム未収録曲"Spilt Milk"のLiquid Audio用ファイルの無料ダウンロードの提供を開始。またアメリカの6つのプロモ・ショーのうち3つのライブがウエブキャストされるなど、オンラインでも活発なプロモートが行われています。

Bloodflowers チャート情報。
シングルとして、リリースされていないのにラジオのリスナーのリクエストによるプロモCDのオンエアのみで、アメリカで快進撃を続ける「Maybe Someday」。2月17日付けビルボートのモダンロックチャートで、ついに10位となりトップ10入りを果たしました。またアメリカでは2月15日にようやくリリースされたアルバム「Bloodflowers」の方は、ビルボードTOP200チャートに16位で初登場（因みにDisintegrationは45位、Wild Mood Swingsは12位、Wishは2位）。
本国イギリスでは、アルバムチャート14位という結果になっていますが、各国でのセールス状況はベルギーの初登場１位を始め、デンマークの2位やフランスとポーランドの3位、ドイツの5位など概ね良好の模様。ロシアでも、リリース当日に売り切れる状態で、アルバムヒットチャートの4位にランクインしているそう。
ところで、日本では、フジTVの番組BeatUKのアルバムチャートで11位、オリコンでは77位・・・。 なお、Bloodflowersからのシングルカットについて、MTVヨーロッパでは、4月にPaul Oakenfoldによるリミックスバージョン「Out Of This World」がリリースされると伝えていますが、現在のところまだオフィシャル発表などはありません。

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