僕たちは、3月から5月にかけてヨーロッパをツアーする予定だ。 アメリカやオーストラリアそして日本は、そのあとになるよ。
（ロバート、2月1日ドイツのTV局VIVA2のインタビューより）

The Cureの16年ぶりになる日本公演に関しては、2000年2月初旬現在、オフィシャルの具体的な情報は未だ発表されていません。但し、現在のところ日本公演のプランが進行中なのは間違いありません。
Dream Tour最初のプロモ・ショーが行われたドイツで、2000年2月1日にケーブルTV局VIVA2によるロバートのインタビューが行われましたが、その中で今後のツアーについて問われたロバートが答えたのが上記のコメント。
またロバートは、2000年1月中旬に発行されたThe Cureのオフィシャル・ニューズレターcurenews#21でも、「僕たちは、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアやニュージーランド、それから日本で、絶対にライブをやるつもりだよ。あと、南アメリカとか他の場所でもできたらいいと願っている。」とコメントしています。また未確認情報ですが、日本公演は2000年7月に予定されているという説もあります。
日本公演に関しては、1996年9月に、いったんライブの予定が組まれ、公演地や会場まで検討されながら、結局、プランが流れた経緯もあるので、もう目の前で観るまでは、信じないほうがよいのでは？といった感もあり、過大な期待は抱かぬよう朗報を待ちたいです。

シングルのリリース、ビデオ制作の予定はなし！
2000年2月2日に、待望の4年ぶりになるオリジナルアルバム「Bloodflowers」が世界に先駆けて日本でリリース！一部のCDショップでは、前日から販売を始めてしまい、発売日に行ったら既に売り切れだったという怪情報も！？ところで、このアルバムのジャケットデザインは、The Cureには、珍しくParched Artの作品ではありません。クレジットの表記は「smART」。いったい何者という感じですが、これは1997年にインターネットリリースした限定CD「Five Swing Live」のジャケットデザインをした時にロバートが使った変名。どうやらまたも自分でデザインしてしまったようです・・・。
「Bloodflowers」は、日本以外の国では14日と15日にリリースされますが、イギリスでは、LPレコードもリリースされ、その収録曲は、日本盤CDと同じトラックリストで"Coming Up"を含む全10曲とのこと。またオーストラリア・ニュージーランド盤も、日本盤と同じく10曲入りCDでのリリース。
なおシングルカットに関しては、現在のところ、リリース予定はなし。またそれに伴い、ビデオクリップの制作もないとのこと。ただ、アルバムプロモートのための、プロモCDシングルは、ヨーロッパで「Out Of This World - edit version」が、そしてアメリカでは「Maybe Someday - edit version」が1月中旬より配布され（左下写真）、ラジオなどでのオンエアが始まっています。
また、アルバムからの曲が既に流されているラジオ局もあるそう。ポーランドのラジオ局Radio Zetでは、"The Last Day of Summer"がヒット・チャートの第1位になったり、アメリカのラジオ局99X's、WEQX、102.7などでは、"Maybe Someday"がリクエスト第1位に選ばれています。 また、シングルとしてリリースされていないのにも関らず、アメリカのビルボート・チャートにも登場。"Maybe Someday"が、モダンロックチャートの第33位にランクインし、2月初旬時点では、第21位となっています。

2月中旬で、レーベルとの契約終了。その後は？！
The Cureは、2000年2月中旬に各国で「Bloodflowers」のリリース後、レーベルとの契約が完全に切れます。その後の契約続行はいったいどうなるのか、今後の活動は？といった問いに対して、ロバートは、VIVA2のインタビューで、レーベルとの契約続行はしない方針でいると示唆しました。
今、現在の彼は、オフィシャルページに自分の曲をアップしようとしただけで、Universal & Polydorに、Elektra（アメリカの契約レーベル）とWarner（オーストラリア・ニュージーランドの契約レーベル）の3つの弁護士チームに許可をお願いしなければならない状況。40歳にもなって、まるで学校にいるみたいに頼んで回らなければならないのがうんざりなのだそう。ロバートは、契約が切れたら、オフィシャルサイトに「Bloodflowers」の別テイクをアップしたいと考えているとのこと。
また、curenews#21によると、「Bloodflowers」のセッションで、レコーディングされながら、アルバムに収録されなかった曲は、全部で6曲あるとのこと。完全にミックスダウンまで済んでいる3曲"Just Say Yes"、"Split Milk"、"You're So Happy"と、ミックスはまだ済んでいない"Everything Forever"と"Heavy World"そして"Possession"の3曲。ロバートはこれらの曲をBサイドとしてか、あるいはインターネット配信などでリリースしていきたいとも述べています。

2000年2月1日、Bloodflowersの
プロモ・ツアーがスタート！
2000年2月1日、ドイツのハンブルグをかわきりに、スタートしたThe Cureのプロモショー・ツアー。ヨーロッパで4カ所、アメリカで、6カ所のクラブ・ギグツアーです。初日となった、ドイツのハンブルグでは、なんと19年も昔にライブをやったことがあるという小さなクラブでのプロモショーで、苦労してチケットを手に入れたラッキーなファンが、直近のThe Cureのプレイを楽しみました。ヨーロッパでは、あとパリとロンドンでショーがありましたが、パリは、招待客のみの完全なシークレット・ギグ。またパリでは、TV番組「Nulle Part AIlleurs」の収録が行われました。
ロンドンのショーは、チケットが発売後にすぐソールドアウトになっていますが、このライブは、DotMusic （ www.dotmusic.com ）によるウエブでの生中継が行われました。DotMusicサイトでは、ライブ終了後も約1ヶ月いつでもこのライブを観れるようになっています。また放映日は未定ですが、ラジオ局xfmによる収録もありました。
アメリカのプロモ・ツアーでは、クラブ・ギグのほかに、TV番組「Late Night with Conan O' Brien」と「MadTV」に出演予定。またサンフランシスコでは、Virgin Megastoreで、サイン会も予定されているとのこと。

プロモショーの詳細レポートがアップ！
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The Cureのメディア情報！

T　V　放　映 日本 ■ スペースシャワーTV 「ZOOM OVERSEAS - THE CURE特集」 2000年2月19日PM9:30〜10:00 再放送（20日AM5:30、23日AM1:30、24日PM5:30、25日AM9:30） アメリカ ■ The Fox Network 「MadTV」2000年2月19日 ■ VH-1 「Hard Rock Live」2000年2月19日 ■ NBC 「Late Night with Conan O'Brien」2000年2月29日 ※米の放映開始時間は、地域によって違います。 マ　ガ　ジ　ン　掲　載 日本 ■ IN ROCK 2000年2月号　 ■ rockin' on2000年2月号/3月号　 ■ CROSSBEAT 2000年2月号　 ■ BUZZ（2000年2月18日発行） イギリス ■ Uncut 2000年2月号（付録CDに"Out Of This World"収録） ■ Q 2000年2月号 アメリカ ■ SPIN 2000年3月号　 ■ Alternative Press 2000年3月号