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MTVのライブ・トリビュートイベント
「MTV ICON」に登場。

The Cureは、MTVヨーロッパが初めて独自に制作するイベント「MTV ICON」において、2004年のICONに選ばれています。「MTV ICON」は現在のシーンの象徴と言えるビッグ・アーティストへのトリビュート音楽イベントで、選ばれたアーティストのライブアクトに加えて、インタヴューやビデオの放映、また、影響を受けた若手バンドのライブも含む、一大The Cureスペシャルといった内容。2004年9月17日にロンドンで約200名余というラッキーなファンを招待してイベントが行なわれました。オーディエンスによると、イベントの雰囲気は、とても良かったとのこと。司会は、Marilyn Mansonで、「多くのバンドは、顧客を得ているだけだが、The Cureが獲得したのは、熱狂的なファンなのだ」と語っています。日頃から、The Cureを信奉していることで知られている彼は、ステージ脇の席についたロバートの前に跪くほどの崇拝ぶりを見せていたとか。ゲストバンドには、The Deftones、Blink 182、AFI、Razorightが参加。The Deftonesは、"If Only Tonight We Could Sleep"をカバーし、またBlink 182は、"A Letter To Elise"のカバー、AFIは"Just Like Heaven"、Razorlightは"Boys Don't Cry"を演奏。また、ロバートは、驚いたことにBlink 182と一緒にステージに。The Cureの他のメンバーの前で、ゲスト参加しているBlink 182の曲"All Of This"をバンドとデュエットしました（下写真）。スクリーンでは、The Cureの影響を受けたバンドのコメントや、ファンの声なども紹介されたとのこと。最後に行なわれたThe Cureのステージは約1時間半でしたが、シングルカットしたばかりの"Taking Off"からスタートし、Lovesong、Inbetween Days、Friday I'm in Love、The Lovecats、Why Can't I Be You?などポップなヒット曲が中心のセットリスト。バンドのメンバーは皆、とてもイベントを愉しんだ様子で、ことにサイモンがとても快活だったそう。ファンで一杯の会場には、ロバートの両親も招待されており、とても良い雰囲気の中、行なわれたライブは素晴らしい演奏だったとのこと。
注：これは、レコーディング会場でのレポートを元にしています。実際にTV放映されたのは、イベントの一部、約45分余のみでした。

John Peelのラジオ番組で
ロバートがゲストDJ。
10月21日、ロバートは、John Peel ShowにゲストDJとして出演しました。John Peelの番組Peel Sessionは、ロバートお気に入りのラジオ番組で、デビュー前は、Peel Sessionに出演するのが夢だったほど。1978年に初めて出演して以来、何度もPeelのラジオ番組にゲスト出演しているロバートですが、今回のJohn Peel Showへの出演は、通常のゲストではなく、休暇をとるPeelの替わりにDJを務めるというもの。ロバートのプレイリストは60年代から最近の曲まで、かなり幅広い選曲でした（下記にリスト）。

なお、John Peel（右写真）は、ロバートがDJを代行した直後の10月26日、くしくもThe Cureが初めてPeel Sessionに出演した1978年のライブの再放送が予定されていた日に、休暇先のペルーで急逝。ロバートはオフィシャルサイトにコメントを掲載し「そう今、彼は、遠く離れたところへ去って行ってしまった。情熱的で、誠実で、思いやりがあり、聡明で、人を笑わせることができる。まさに偉大な人物。僕らは彼を失なって、とても寂しく思う」と述べています。多くの若手バンドに道を開き、イギリスのミュージックシーンに多大な功績を残したJohn Peelのご冥福をお祈りいたします。

2004.10.21 John Peel Show プ レ イ リ ス ト DJ : ロバート Smashing Pumpkins"1979" The Cure "Desperate Journalist"＊ Joy Division"She's Lost Control" The Pixies "Monkey's Gone To Heaven" Led Zeppelin "Communication Breakdown" The Deftones "Minerva" Cranes"Jewel" Nirvana "Heart Shaped Box" David Bowie"Saturday Night" The Sensational Alex Harvey Band"Swampsnake" Mogwai "Killing All The Flies" Tricky "Moody" Placebo "The Bitter End" The Beatles "Eleanor Rigby" The Rolling Stones "Paint it Black" Janis Ian "Tea and Sympathy" Thin Lizzy "Don't Believe A Word" The Clash "White Riot" AFI "Girl's Not Grey" Blink 182 "Down" The Cocteau Twins "Lorelei" My Bloody Valentine "I Only Said" Sneaker Pimps "Low Place Like Home" Tom Waits "Looking for The Heart of Saturday Night" Supergrass "Alright" The Cooper Temple Clause "New Toys" Scarling "Crispin Glover" Interpol "NYC" Jimi Hendrix "Are You Experienced"

TV・ラジオ出演情報いろいろ！
ライブの合間に、忙しくTVやラジオ、雑誌のインタヴューをこなすThe Cure。イギリスでは、6月10日にJonathan Ross Showに出演し、"The End Of The World"と"Inbetween Days"を演奏。サイモンはなんと、モヒカン風の髪型で登場して、話題に・・・（下写真）。

6月23日には、イタリアMTVのフェス形式のライブ番組「Coca Cola Live」に登場し、1時間強のライブ演奏を披露。そして6月30日には、パリのL'Olympiaで、アコースティック・ライブを行い、フランスのラジオにてオンエア。アメリカでも多くのラジオ局や雑誌のインタヴューを受け、TV出演では、Jimmy Kimmel Live Tonightでスタジオライブを披露。
欧米ツアー後に3週間余のオフを過し、9月末から、第2弾シングルや「Three Imaginary Boys」再発のプロモーションが始まり、再び忙しくなったThe Cure。9月29日には、英ラジオ局xfmの番組で、インタヴューとスタジオライブ（5曲演奏）を収録。このxfmライブセッションは、xfmのサイトで聴くことができます。10月5日には、BBC1で、インタヴューとライブセッション（下写真）。こちらはBBC1サイトでインタヴューが聞けます。

10月15日には、ロバートが、フランスのTV番組Le Grand Journalに、フレンチポップの大スターSylvie Vartanと共に出演しましたが、相変わらず、トークショーが苦手の彼は、何とも落ち着かない様子だったそう。また、フランスTV局Canal+の20周年を記念したライブイベントに出演しましたが、"Taking Off"を演奏後、The CureのステージにはPlaceboが登場し、"If Only Tonight We Could Sleep..."を両バンドで合同演奏したとのこと。ボーカルは、ロバートとBrian Molkoのデュエットでした！またパリでは、Black Sessionというラジオのためのライブも行なわれ、約1時間半のプレイ。ほか、10月から12月にかけて、イギリス、ヨーロッパで、多くのTV・ラジオ・雑誌取材などがスケジューリングされ、かなり忙しい様子です。

Cowboy Junkiesなど
カバー曲の情報。
情報が遅れて御免なさい。Cowboy Junkiesが2004年6月8日にリリースしたアルバム「One Soul Now」の米初回盤には、5曲入りのボーナスシングルCD（右写真）が付いていますが、その中に"Seventeen Seconds"のカバーが収録されているとのこと。日本のオンラインショップでは、ボーナストラック付きは販売されていないようですが、10月中旬現在、米amazon.comからはオーダーが可能です。
また、さらに前の2003年のリリースになりますが、Kark Mcleodのアルバム「So Piano」（レーベル：Seven Nations）には、"Boys Don't Cry"のカバーが入っているとのこと。ピアノとボーカルだけの、クラシカルな美しいバージョンだそう。

アメリカ、ドイツから、
また、トリビュート盤！
2004年7月13日にThe Cureのトリビュートアルバム「Electro Cured: An Electro Tribute to THE CURE」がアメリカでリリースされました。レーベルは、以前にもThe Cureのトリビュート盤「100 Tears: A tribute to The Cure」をリリースしたCleopatraですが、今回の参加バンドは、テクノ・エレクトロ系が主。また、ボーナストラックとして、Blank & Jonesによる"A Forest"（ロバート自身がボーカルでゲスト参加）が入っています。このアルバムは一部の輸入CDショップに入荷しているほか、amazonなどのオンラインショップでも入手可能。

また、2004年10月末には、ドイツでも「Our Voices」というタイトルの2枚組のトリビュートCDがリリースされました。こちらは2枚組で全34曲。レーベルは、Equinoxe Recordsで、以前に、ゴス系バンドによるトリビュート盤「15 Imaginary Songs - A Tribute To The Cure」をリリースしたレーベルに同じ。現在はまだ受付が始まっていませんが、近日中にレーベルのサイトにて日本からのオーダーも可能とのこと（ドイツ語または英語）。
上記2枚を加えて、2004年10月現在、The Cureのトリビュート盤は、全部で17タイトルになっています！

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