オーストラリア・ツアー終了。
間もなく、レコーディング開始！
10月21日のLividフェスティバルで終演を迎えたDream Tourオーストラリア公演には、ニュージーランドをはじめ世界中からファンが集まり、ヨーロッパ・アメリカでプレイを重ねて完成度が増したThe Cureのライブ演奏を堪能しました。ロバートは、両親を始め甥や姪など親族約20名を伴ってのオーストラリア入りで、終始リラックスして、このツアーを楽しんでいる様子だったとのこと。
さて、ここ最近のインタビューで、たびたび豪ツアー後にレコーディングを計画している、と言及していたロバート。 ソロ・アルバムの制作になるのか、それともThe Cureのニューアルバムになるのかは定かでないとも述べていましたが、いずれにしろ、レコーディングには、The Cureのメンバー全員が招集されるとの情報が入ってきました。関係者によると、11月中に2週間の予定で、ロンドン市内のスタジオをキープ。間もなく、The Cureのメンバー全員がスタジオ入りする予定とのこと。またその後、クリスマス＆新年のお休みを経て、来年の1月にも既に同スタジオを2週間 キープしており、本気でレコーディングに取り組む様相。もしかしたら2001年中に、また新しいThe Cureサウンドに浸れるチャンスが来るかも？！

DJロバート、豪ラジオをエア・ジャック！？
ロバートは、10月14日豪ラジオ局JJJで、ゲストDJを務めました。ゲストとはいえ、番組には他のDJも、アナウンサーすら登場せず、ロバートはたった一人で、彼独自の視点で選んだ、13曲を紹介して流し、またリスナーとの電話での受け答えをこなしました。「こちらは、トリプルジェイ。The Cureのロバートがお届けしています」というお決まりのコメントを要所要所に挟み、時に笑いを誘うようなトークを交えながらのプロ顔負けのDJぶりは、さすが。 1990年には、Cure FMという海賊FMラジオ局を発ち上げて、ロンドンの夜をエア・ジャック、当時のメンバー達と一緒にDJを一晩たっぷり楽しみ、また1997年には、ロンドンのラジオ局xfmで、6時間余もの長時間のゲストDJを経験しているロバートは、余裕で、おしゃべりを楽しんでいた様子。リスナーからの鋭い質問にも、煙に巻くようなお得意の話術（？）で和やかに対応しました。興味深い発言としては、これからレコーディングを行う楽曲群は、Bloodflowersと同じ方向性で、おそらくより、もの悲しい雰囲気になるだろうと答えていること。また歌詞の内容はまだ決まっていないそうです。
＊右写真は1990年、Cure FM 放送中のロバート

The Cure、Joy Divisionの曲をプレイ！
The Cureは、豪ラジオ局JJJの番組中で、Joy Divisionの曲のカバーを披露しました。これは、「Triple J covers Livid」という企画で、抽選で選ばれたリスナーがLividフェスティバルに参加しているバンドのうちひとつを選び、そのバンドに好きな曲をリクエストしてカバー演奏してもらい、しかもその演奏に一緒に参加することができるという ユニークなもの。この企画に応募し、見事に権利を勝ち取ったThe CureファンのSarahさんが選んだのは、ロバートも大好きなバンドのひとつに挙げているJoy Divisionの"Love Will Tear Us Apart"でした。収録は、Lividフェスティバルのバックステージで行われ、Sarahさんは、タンバリンの演奏でプレイに参加。緊張している彼女をロバートはじめバンドのメンバー全員が暖かく励ましてくれたのだそう。演奏はロバートが「納得がいくまで」6回行われ、ロバートは、The Cureが1979年にJoy Divisionのライブの前座を務めたことがあることや、Ian Curtisをとても尊敬していることなど話していたそうです。このThe Cureバージョン"Love Will Tear Us Apart"のアレンジは原曲に近い正攻法なもので、ロバートの声質や囁くような歌い方が曲調にとてもマッチ。なお、この演奏のMP3や収録風景の写真等が、The Cureオフィシャルサイトで楽しめます。
追記：現在のオフィシャルサイトには、上記の記事はもう掲載されていません。発表された写真とMP3へのリンクは、以下に掲載します。

"Love Will Tear Us Apart"のMP3（3.5MB）