2 0 0 4. 0 3. 2 8

ニューアルバムのリリースは6月！？
The Cureは、1月下旬よりロンドンのスタジオにてニューアルバムのレコーディングを開始しました。 ロバートは、3月5日のチャリティーショーの際、ファンからの質問に答えて、「昨日、20 曲めのレコーディングを終えたばかりだ。ニューアルバムは、6月にはリリースするつもりだよ。」と発言！ また、フランスでのラジオ・インタヴューによると、今回のレコーディングは、6週間の予定でスタジオをキープ。事前に歌詞も出来上がり、 すっかり曲の準備を整えてのスタジオ入りだったそうで、ロバート曰く、こんなことは初めてと言えるほど、 スムーズにレコーディングが進んでいるとか。
ニューアルバムのプロデューサーRoss Robinsonは、「ロバートは、"Kiss Me Kiss Me Kiss Me"を作った時と 音楽への姿勢が、全く変わっていない。アルバムの曲は、全て、とても暗く、まさにThe Cureならではのサウンドだ。」、また、「僕らは午後2時から朝の5時まで、毎日、休むことなく制作を続けている。ロバートは信じられないほど、パンクで、真摯だ。ロバートは、曲や歌詞から、片時も気持ちを逸らさない。僕は、これほど、強烈な信念に突き動かされている男に出会ったことはない。夕べ、僕は、ロバートがボーカルのレコーディングをしているマイクのすぐ脇で、床に寝転んで、彼を観ていた。今までの人生で切望していた全ての事を手にした気分だ。こんなにも、自分の人生が最高だと思えるのは何故か。これは、完璧なCure（治療）なんだ。」と 述べています。
ところで、全オリジナル・アルバムのリマスタリング CDの発売については、5月以降に、まずは 「Three Imaginary Boys」、「Seventeen Seconds」、「Faith」、「Pornography」の4 アルバムを一挙に、各2枚組でリリースする予定とのこと。 ロバートは、「Three Imaginary Boys」のボーナスCDには、1975年に作った曲も収録するつもりだと述べています。
なお、イギリスでも先程、インタヴューが放送されましたが、インタビュアーの「80年代の終わり頃、The Cureが ピークの頃ですが・・・」という不用意な発言に対し、ロバートは怒り爆発！「ピークなんかじゃない！僕たちは、まだピークに向かって登っている真っ最中だぞ。いったい何を言ってるんだ？」ときっぱり。ロバート、やる気まんまん。ニューアルバムに期待！

5月に米、6〜7月にヨーロッパの
フェスティバルに参加決定！
The Cureは、5〜7月にかけて、アメリカ・ヨーロッパのフェスティバルに参加することを発表しました。 まずは、5月1日〜2日にアメリカのIndioで行なわれる、Coachella Valley Music and Arts Festivalの2日めのヘッドライナーとして参加が決定。 このフェスティバルは、アメリカで最も高く評価されているミュージック・フェスティバルのひとつで、初日の ヘッドライナーは、Radiohead、他にKraftwerk、Pixiesなどが参加予定。なおチケットは前売りのみ（当日券はなし）で、2月中旬よりアメリカ国内にて発売が始まったとのこと。インターネットでは、Ticketmasterにて購入可能です。
またヨーロッパでは、ドイツとフランス、ベルギーのフェスティバルに参加することを発表。ベルギーのWerchter Rock Festivalには、これで5回目の参加。オフィシャルサイトによると、このフェスティバルのプロモーターHerman Schueremansは、長い間、キュアーのライブのプロモーターを務め、また友人でもあるそうで、今回、The Cureのスケジュールに合わせて、わざわざフェスティバルの会期を一日、増やしての招聘とのこと。

オフィシャルサイトでは、今後まだ、参加するフェスティバルが増える可能性も示唆していますので、興味のある方は、オフィシャルサイト・フェスティバル・ページを要チェック。
なおニューアルバム発売後のワールド・ツアーについてのオフィシャルアナウンスは未だ届きませんが、7〜8月に北米、9〜10月にヨーロッパでのツアーが検討されている模様。日本については、Fuji Rock Festival参加の話しも出ているようですが、まだ何も具体的な情報はなし。でも、ここが正念場！皆さま、ぜひThe Cure来日公演嘆願・署名運動に、ご協力をお願いいたします！

2004年サマーフェスティバル・ツアー日程 （2004年4月20日現在、＊マークは追加分） 最新情報は、2004年ライブ・スケジュールを ご覧ください。 ■5月2日（日）Coachella Valley Music and Arts Festival 　（アメリカ、Indio） ■5月22日（土）HFStival ＊ 　（アメリカ、Washington, D.C.） ■6月19日（土）Heineken Jammin' Festival ＊ 　（イタリア、Imora） ■6月20日（日）Neapolis Festival ＊ 　（イタリア、Naples） ■6月26日（土）Hurricane Festival 　（ドイツ、Sheessel） ■6月27日（日） Southside Festival 　（ドイツ、Neuhausen Ob Eck） ■7月1日（木） Werchter Rock Festival 　（ベルギー、Werchter） ■7月3日（土） Festival Voix du Gaou 　（フランス、Six Fours） ■7月4日（日） Festival Musilac 　（フランス、Aix Les Bains） ■7月9日（金） Move Festival＊ 　（イギリス、Manchester） ■7月10日（土） Oxegen Festival＊ 　（アイルランド、Dublin）

Bサイド集ボックスセット「Join The Dots」
ついにリリース。
長年の悲願達成の感ある、Bサイド集4枚組CDボックスセット「Join the Dots - B-Sides & Rarities 1978-2001 - The Fiction Years」は、ヨーロッパで1月26日、アメリカで1月27日にリリース。日本でも、2月11日にリリースされましたが、残念ながら、ボックスセット自体は日本でプレスされたものではなく、ヨーロッパ盤を輸入したものに、日本語のモノクロ44ページのブックレットを付けただけのもの（ブックレットの内容は、ボックスセット掲載の英文を訳したものと歌詞の対訳）。レーベルのプロモーションも、雑誌広告すら見かけない、寂しいものになりました。海外では、プロモCD（曲を抜粋収録、下記写真）が配布され、ポスターやパンフレットが作られ、ストアイベントが行なわれたり、また、TV、ラジオや雑誌など多くのメディアが取り上げ、盛り上がっただけに、日本でのレーベルの対応は、とても残念。

アメリカのプロモCD

シングル「Pictures Of You」が
米で再リリース。
アメリカでは、1月6日に、シングルCD「Pictures Of You」が、再発されたとのこと（下写真）。このシングルは、2曲入りで、"Pictures Of You"のほか、"Fear Of Ghosts"が収録されています。ボックスセット「Join The Dots」のアメリカでのプロモーションの一環として、また、同曲がヒューレット・パッカード社のCFに起用されていることから、再リリースされましたが、プレス数は少ないようで、アメリカでも品薄の状態なのだそう。日本国内の輸入CDショップでは入荷していないようです（見かけた方、いらっしゃいましたら、お知らせください！）。

Tweakerのアルバムに
ロバートが参加。
Chris Vrenna（元Nine Inch Nailsのドラマー）が結成したバンドTweakerの第2作アルバム「2 a.m. Wake-Up Call」には、7人のボーカリストがゲスト参加していますが、その中にロバートが含まれているとのこと（Chrisは、ずっとロバートのファンなのだそう）。各ボーカリストには、アルバムのコンセプトや、アルバムジャケットのアートワークが渡され、各自、自由に歌詞を書いてもらうという方法がとられたとのことで、ロバートが参加した曲のタイトルは"Truth Is"。ロバートの他のゲストには、David Sylvian、Will Oldham、またJohnny Marrもギターで参加。アルバムは、4月20日にWaxploitation Recordsからリリースの予定です。

Tweaker（Chris Vrenna）/ 2 a.m. Wake-up Call
ジャケット写真追加（2004.04.21）

ロバートが、Junior Jackの
シングルCDに参加。
イギリスで、DJとして、またプロデューサーとして活躍中の、Junior Jackは、2月にアルバム「Trust it」でアーティストとしてのデビューを果たしましたが、2月16日にリリースされた、このアルバムからのシングルカット第2弾「Da Hype」にロバートがゲスト参加している模様（レーベルDefected、カタログ番号DFTD083CDS）。タイトル曲のリミックスバージョンにロバートのボーカルのサンプリングが使用されているとのこと。「Da Hype」のビデオクリップも作られ、Junior Jackのサイトで見ることができます。

Da Hype

コンピレーションCDにBoys Don't Cryの 1986年バージョンが初収録。
カナダのレーベルHi-Bias Recordsが1月27日にリリースしたコンピレーションCD「retro:active - Rare & Remixed」には、"Boys Don't Cry - new voice club mix"が収録されているとのこと。1986年に、再リリースされたBoys Don't Cryには、7インチシングルに収録された"Boys Don't Cry - new voice new mix"と、12インチシングルに収録された"Boys Don't Cry - new voice club mix"の2バージョンがありますが、いずれも、アルバムには収録されなかったため、1986年バージョンがCDで聴けるのは初めてのこと。このアルバムは、レーベルのオンラインショップにて、海外からも購入が可能です。他の収録バンドは、Echo & The Bunnymen、INXS、A-HA、Erasureなど、全13曲。
また、同じくカナダでは、2003年12月に、ラジオ局の番組の10周年を記念した「Ongoing History of New Music」というコンピレーションCDがリリースされ、"The Walk"が収録されているとのこと。

retro:active - Rare & Remixed

豪映画「One Perfect Day」の
サウンドトラックに参加！
ロバートは、2004年2月に公開されたオーストラリア映画「One Perfect Day」のサウンドトラックに、"Pictures Of You"のリミックスを提供したとのこと。ボーカルパートを新たにレコーディングした新バージョンで、題して "Pictures Of You - Paul Mac Remix"。このサウンドトラックCDは、2004年2月16日に18曲入りCDと、全34曲入り2枚組CDの2種類がリリースされていますが、"Pictures Of You"はどちらのリリースにも収録されています。また、「One Perfect Day」のサイトにて聴くこともできます。

One Perfect Day

Blank & Jonesとロバートのリミックス
「A Forest」が米でもリリース。
Blank & Jonesとロバートのコラボレーション、リミックス「A Forest」が、アメリカでも2月24日にレーベルWater Music Recordsより、リリースされたとのこと。USA盤「A Forest」は、シングルCDとDVDの2枚組で、CDには、"A Forest (Short Cut)"、"A Forest (Original Mix)"、A Forest (Vegas Cossmo Remix)、A Forest (Tripeller Remix)とBlank & Jonesのオリジナル3曲、そしてDVDには、ロバートも参加している"A Forest"のビデオクリップとインタヴュー映像が収録されています。

A Forest USA

次ページに続きます・・・。