2日目はバルコニー席なので、もう始まる前からビール飲んでいい気分。席はSimon側だけど、照明のやぐらが邪魔して、演奏中彼が視界から消えてしまう事がたびたびあった。素敵だったらしいスライドや照明も今ひとつ見づらかったのが残念。対面のバルコニーに「WE FIGHT THIS SICKNESS WITH THE CURE　ROMA」と書かれたバナーが垂らされていた。いいね、いいね、その通りだね。

内容はアンコールの曲目以外昨夜と一緒なので、この夜気づいた点を少し。客層はかなり若めだった気がする。20代の可愛いゴスカップルなどいて微笑ましい。彼らは（やはり）1st set最初のHundread Yearsから立ち上がってステージに見入っていた。（おかげで私も立たないとステージが見えなかったけど…）まるで舞踏会に出る様なドレスを着て、かつらまでかぶっているコスプレさん女性客もいた。特別な夜を楽しんでいるよなぁ〜。今回販売されたTシャツは3つのアルバムのジャケットが表にデザインされ、裏に日付・場所が入っているものがまず1枚。（このTシャツはベルリン初日で売り切れてしまったため、2日目はちょっとデザインをかえたものが用意されていた。それもコンサート終了時には売り切れていた。）あとは、それぞれのアルバムジャケットがプリントされたものが3種類。私はRobertの三白眼が美しいDisintegrationのTシャツをお買いあげ。

メンバーの表情は初日よりリラックスしている様に見えた。昨日も歌詞を間違えたMaybe Someday、この夜も間違えたような。DVDではどう処理されるのだろう。この夜のBloodflowersはRobertのテンションがとても高くて、聴いていて泣きそうになる。アンコールでのThe Kissは昨夜より一段とカッコイイ。ザッザの弾き方に力が入ってた気がする。

2度目のアンコールで最後に演奏したBoys Don't Cryはライブで聴くたびに、キュアーってエライなぁ〜、いいなぁ〜って思う。 初期の作品を恥ずかしがらないのは、立派な態度だし、初心を忘れない姿勢の現れの様な気もする。 それに何年もやっているバンドって商売っ気がある場合は別として、初期の作品って そうそう演奏しないじゃないですか。 よくキュアーのファンがロイヤルだ（忠誠心が厚い）って言われるけど、バンド自体が 私たちファンや自分たちの存在に対してとても誠実だからだと感じる。 それに今回のイベントみたいな事が出来るバンドなんて他に思いつかないもの。 商業的にも、技術的にも、気力・体力の点でも…

2日目のコンサートが終わった後、96年のSwing Tourで知り合ったイタリア人ファン（男性）に再会した。それと知らず同じコンサートに行ってたらしい。2000年のロンドン・アストリアや去年のロスキレなど。今度は会えるようにしようねって約束する。6年の月日がたってもお互いまだ同じバンドのコンサートで会えるなんて、とってもキュアー的かも…彼から今まで何回キュアーのライブをみた？って聞かれたので、数えてみたところ、全部で31回だった。その中でも今回のショーは特別中の特別。いつもこちらの想像の上をいってしまうキュアーだもの、すでに来年の活動に期待が高まる。DVDもとても待ち遠しい。

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Special thanks to BlackGhosts for her beautiful pictures taken at Berlin in 2002. Visit her great site "Cave of Black Ghosts"!