「Bloodflowers」プロモート続報！
12月1日に、ようやくオフィシャルサイトのニュースページが更新されたものの、残念ながら、ロバートが約束していた具体的な情報（一番知りたいニューシングルやワールドツアーについてなど）は、いまだ詳細発表はなし・・・。現在のところ決定しているのは、2000年2月にヨーロッパとアメリカで、プロモーションのためのクラブギグを行うことと、その後「Dream Tour」と称したワールドツアーを行う予定ということ。ほか具体的なプランに関しては、まだ 不確定な要素も多く、きちんと決定した内容だけをニュースとしてファンに伝えたいというバンドの意向のためにアナウンスが遅れている模様。
一方、10月から本格的にスタートしている「Bloodflowers」のプロモート。ロバートは、雑誌・ラジオ・TVなどのインタビューを大量にこなしているそうで、現在もとっても忙しく過ごしている様子。12月初旬に出版されたドイツの雑誌「Zillo」2000年1月号（右上写真）では、早くもロバートを表紙にインタビューが掲載されています。バンド・レーベルの強い意向で、ツアーに関する情報など不確定な内容は、雑誌掲載が許可されていないということで、インタビューの内容は、もっぱら「Bloodflowers」のコンセプトや、新曲についてが主となっています。ただし、世界的に流布している「Bloodflowersを最後のアルバムとして解散する！」という説に関しては、たんなる噂と断言。はたして将来どうなるかは定かではありませんが、少なくとも現在の段階では、ロバート自身は、解散するつもりは毛頭ないそうです。また「Bloodflowers」に関してロバートは、このアルバムを「Pornography」、「Disintegration」との三部作の一角をなすアルバムと示唆していますが、これは意図したものではなく、必然的な結果なのだそう。またロバートは、このアルバムをThe Cureで最も完成度の高い内容だと思うと述べています。

日本盤「Bloodflowers」は、ボーナストラック入りで2月2日先行リリース予定！
ポリドールによると日本盤のCD「Bloodflowers」は、ボーナストラック"Coming Up"を含む10曲入りで、2月2日に世界に先駆けてリリースの予定で現在準備中とのこと。またボーナストラックは、アルバムの最後ではなく、なんと 途中、5曲めに挿入されるそう。ところで、日本でも雑誌「rockin' on」2000年1月号に「Bloodflowers」のアルバムレビューが初お目見えしました。久しぶりの日本のメディアへの登場ですが、このアルバムがThe Cureの最後のアルバムと決めてかかっているような内容が、少し残念・・・。
「Bloodflowers」は、The Cureにとって現レーベルとの契約最後のアルバムにあたる上、今後、契約の続行をするかなどの具体的な将来展望を未だにクリアにしていないことが解散の噂の大きな理由でしょうか・・・？ともあれ現在のところ、オフィシャルの解散宣言などはありません！

ミレニアムを記念するベストポールにThe Cure。
11月に英TVのチャンネル4とCDショップHMVによる20世紀全般を対象としたミレニアム・ベストと冠する人気投票が行われました。その結果、ベストソングのリストでは、第15位に"A Forest"がチャートイン。またThe Cureは、ベストバンドの第28位に選出されました（1位はビートルズ）。
またフランスでは、新聞社Le Mondeによる20世紀を代表するベストアルバム100が発表されています。なんとこの投票は、クラシックから、シャンソン、ポップスまで全てのアルバムをひとまとめにしての大胆なベスト100ですが、このリストにThe Cureのアルバム「17 Seconds」が第47位でエントリー！ちなみに第1位はビートルズで、TheCureの次点は、クラシックの巨匠ワーグナーでした。