「Bloodflowers」さらにリリース延期。
とっても残念なお知らせです。10月リリース予定だったニューアルバム「Bloodflowers」のリリースがまたも延期され、なんと来年、2000年2月に変更・・・。いったんは、ヨーロッパで10月11日、アメリカでは12日にリリースが決まったとの情報あり、8月上旬にはプレスを集めての記者会見まで予定されていただけに、どうして！？と叫びたくなりますが、この延期はThe Cureの本意ではなく、レーベルによる決定とのこと。実際のところアルバム自体は既に完成しており、バンドは10月リリースを強く希望していましたが、結果的には レーベルに屈したという状況。
前にもお伝えしたとおり、このアルバムは Fiction/Polydorとの契約の最後のアルバムにあたります。日頃レーベルに対する不満を顕にしているロバートは、将来はインディー・レーベルに戻りたい、またはインターネットを通じてリリースするなどレーベルと関わらずにすむようにしたいと発言しており、引き続き同一レーベルと契約するか否か微妙なところ。
またレーベルにとって、10月のアルバムリリースは、セールスプロモーションやツアーなどが、クリスマスや新年で中断してしまうため、一般的に売り時ではなく、このアルバムでより多くのセールスをとりたいレーベルの思惑がリリース時期の延期という結果になってしまったようです。
さて気になる「Bloodflowers」の内容ですが、ロバートの発言どおり、方向性は「Pornography」「Disintegration」のラインでかなりダークなイメージのアルバムに仕上がっているそう。まだプロモなどは作成されていないようで、バンドに近いごくわずかな人だけしか聴いていないそうですが、全曲を聴いた Daren Butler氏("The Cure on Record"の著者）によると間違いなくThe Cureのベストアルバムのひとつと断言できる完成度の高い内容とのこと。トラックリストはまだ不明ですが、現在のところ判明している収録曲名は"Out of This World"、"39"、"Fall"、"Side by Side"、"Maybe Someday"、"The Loudest Sound"、"Coming Up"、"The Last Day of Summer"、"Bloodflowers"などで、ランニングタイムは約60分だそう。
リリースが来年の2月になったことで、年内のライブの可能性はかなり少なくなってしまいましたが、11月以降に 何らかのプロモートが始まるはず・・・。
少なくとも「Bloodflowers」リリースの記者会見が行われるはずですので今後の情報を待ちましょう。

またもやトリビュート盤！
アメリカと南米のインディーバンドによるThe CureトリビュートCDが、8月3日にリリースされました。タイトルは「Tribute A The Cure : Porque No Puedo Ser Tu」で、レーベルはWEA/LATINA。
このトリビュートからは、バンドDon Page による"Why Can't I Be You?"がシングルカットされ、ビデオクリップも 制作されているそうで、かなり本格的（？）なリリース？

ウッドストックでThe Cureの曲がライブ演奏？！
アメリカの新人バンドOleanderは、ウッドストックでのライブで「この会場にいるThe Cureのファンのために」とコメントして"Boys Don't Cry"のカバーをプレイしました。
彼等は、もちろん自分達自身がThe Cureのファンで、デビューアルバム「February Son」に、"Boys Don't Cry"のカバーを収録しています。また最近MTVに出演した際も"Boys Don't Cry"を演奏したのだそう。

South Park/The CureのTシャツ発売中。
アメリカのケーブルTV、Comedy Centralによるアニメ South Park のオンラインショップがオープン。
ロバートが声優で参加したエピソードのイラストが付いたTシャツが販売されています。
価格は$16.95にプラス送料で、クレジットカードで購入可。

South Parkのオンラインショップ